【完】K.T.N
「楓っ?」



心配そうな和希の声が微かに聞こえた。




「…っ…………」



回りだす記憶に、回る想い。

その途端、感情が溢れて…


こぼれ落ちる……。







「…好きなの」



あぁ…言ってしまった。
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