君がいれば・・・①
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エステでお肌をぴかぴかにしてもらうと気分が良くなった。



お肌がつるつるでお化粧の乗りも違う。



エステをするとこんなに違うもんなんだ……と感心。



今度シンと会う時には必ずエステで自分を磨きたいなと思ってしまった。



いつでも何をしていても、シンの事を思い出して嫌になる。



恋愛経験の浅いわたしは愛しているの言葉で、いかに影響されやすい女なんだなとあきれる。





エステが終わると真っ直ぐデパートの広報室へ向う。



まったく知らない世界だから自然と足が遅くなる。



これから打ち合わせがある。



とりあえず広報室のドアをノックすると中から男の声がしてドアが開いた。



「木下 瀬奈さんだね? 会議室へ行って みんなはそこにいるから」



エリートサラリーマン風でスーツがビシッと決まった男性だった。



年は……30代後半?



瀬奈はそこで思い出した。



デパートの従業員から人気のある広報室の部長だ。



きっとそうに違いない。

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