君がいれば・・・①
「セナ?」



なかなか帰ってこない瀬奈が心配になった。



洗面所のドアの向こうからシンの声がした。



「う、うん 今行くね」



そう言ってドアを開くとシンの心配そうな瞳とあった。



「大丈夫?もしかして酔っちゃった?」



瀬奈はワインを3杯飲んでいた。



それくらいじゃ酔わない。



だけど今日はふわふわと足が浮いている感じがしていた。



「酔ってないよ すごくきれいなネックレスをありがとう……」



はにかんでお礼を言う瀬奈にシンは限界を感じた。



「セナ……君を怖がらせないように触れないつもりだった。でももう限界……」



真剣な眼差しのシンは瀬奈の身体を引き寄せた。









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