君がいれば・・・①
「そんな事ぐらいで嫌いになんかならないよ?」



「でも……あの……」



男の人と眠るのは初めてなのに……。



「セナ、君が戸惑っているのも分る だけどもうセナといられる時間が20時間を切っているんだ 帰るまでずっと一緒にいたい」



あと20時間しかないと聞いて瀬奈は悲しくなった。



あと20時間もしないうちにシンは韓国へ帰ってしまう……。



やっぱり泊まってシンと一緒にいたい。



「……シンと……一緒にいたい……」



素直に認めた瀬奈に、シンはぎゅっと抱きしめた。



< 169 / 430 >

この作品をシェア

pagetop