君がいれば・・・①
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初めての男の人の隣に眠った瀬奈だが、本人もびっくりするほどぐっすり眠った。



シンはいつものように5時に目を覚ました。



しかし今日はジムとプールは予定に入っていない。



腕の中の瀬奈はまだぐっすり眠っている。



長くくるっとした睫が瀬奈の頬に影をおとしている。



キスをしたら起きるだろうか……?



バスローブは紐が緩んできていて胸元が開いていた。



瀬奈の色白の膨らみを目にしてそこに花を散らしたくなる。



当分は我慢だな……。



自分の我慢強さを笑う。



瀬奈の寝顔を見ていると心が休まる。



毎日スケジュールに追われ、ファンにも追われ、休まる時のないシン。



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