君がいれば・・・①
「おはようございます」


ジフンが瀬奈を見て微笑む。


バスローブ姿か……。


シンの奴、うらやましすぎるぞ。



「セナが驚いている 兄貴はここで待ってて」


そう言うと瀬奈の手を引っ張って寝室へ入った。



「セナ、ごめん セナの家に兄貴も行っていいか?」



「もちろんかまわないよ」



すまなそうなシンににっこり笑う。



「ありがとう、そうだ、これ着てみて」



瀬奈の手に紙袋を持たす。



「?」



瀬奈が中を覗く。



洋服が入っていた。



紙袋からしてブランドの服なのだろう。



わたしには到底手が出ないブランドの服。



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