君がいれば・・・①
無邪気に聞く瀬奈に、シンは覆いかぶさった。



「どうしたの……?」



顔の横に両手を置きシンの涼しげな眼差しが自分を見つめている。



瀬奈の言葉を無視して唇と重ねた。



指は瀬奈のパジャマのボタンを外していく。



瀬奈はかまわなかった。



シンが自分を欲しいのなら全てをあげたいと思う。



瀬奈の華奢な腕がシンの体に回るとシンは妖艶に微笑んで瀬奈を抱きしめた。




******



一度瀬奈を欲してしまうと一度では済まなかった。



このままずっと離したくなくなる。



セナを愛したい。



セナに笑って欲しい。



セナの為なら何でもできそうだ。



シンは瀬奈に息も吐かせぬほどの深いキスをした。
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