君がいれば・・・①
「今日は分からなくなるまで飲みたいんです……」
何かあったんだろうな……。
様子のおかしい瀬奈を見て、葉山は考えた。
酔いが回っている瀬奈だが、マナーモードにした携帯がずっと鳴っているのが分った。
シンからだと思う。
出たいよ……シン……声が聞きたい……。
とうとう瀬奈は飲み潰れ、眠るようにカウンターに伏せてしまった。
「大丈夫か?飲みすぎだよ」
そう言うと、うっすら目を開ける。
「のまれ(せ)たのは……ぶっちょ……さん……れ(で)す……」
******
葉山に抱きかかえられるようにして瀬奈はタクシーに乗り込んだ。
タクシーに乗るなり眠ってしまった瀬奈。
瀬奈の頭が自分の肩に寄りかかりこのままホテルへ連れて行きたくなった。
そんな気持ちを抑えて、葉山は瀬奈の家の住所をタクシーの運転手に伝えた。
何かあったんだろうな……。
様子のおかしい瀬奈を見て、葉山は考えた。
酔いが回っている瀬奈だが、マナーモードにした携帯がずっと鳴っているのが分った。
シンからだと思う。
出たいよ……シン……声が聞きたい……。
とうとう瀬奈は飲み潰れ、眠るようにカウンターに伏せてしまった。
「大丈夫か?飲みすぎだよ」
そう言うと、うっすら目を開ける。
「のまれ(せ)たのは……ぶっちょ……さん……れ(で)す……」
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葉山に抱きかかえられるようにして瀬奈はタクシーに乗り込んだ。
タクシーに乗るなり眠ってしまった瀬奈。
瀬奈の頭が自分の肩に寄りかかりこのままホテルへ連れて行きたくなった。
そんな気持ちを抑えて、葉山は瀬奈の家の住所をタクシーの運転手に伝えた。