不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
太「アンソニーの為に、もう俺は百合亜を危険な目に遇わせたくない。だから、お父さんすいません…」



合「気にしなくて構わんよ。
仕事の邪魔してごめんな」



父親が軽く頭を下げて、帰って行く。

私は健一を抱き上げ、「渉を見送りがてら帰る」と太一とお父さんに告げて、渉と一緒に、部長室を出た。



渉「あんま深く考えんなよ?」



渉は太一の頭を撫でて帰って行った。

“考えんな”と言われて、考えないのも難しい。

私は浮かないまま買い物へ行き、家に帰った。

太一が帰って来ても、考え込む。

この時から、私たちの夫婦関係に、亀裂が入り始めていた。



―Ⅱ‐アンソニーが来日【完】―





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