不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
離乳食を全部、食べて満足気な健一とお風呂に入り、寝かし付けたら、太一のご飯を準備。

もうすぐ、帰って来る頃だから。

私がおつまみの枝豆を茹で終えた頃、ガチャと玄関の鍵が開く音がした。



太「ただいまー…」



…帰って来た!!

私はパタパタとスリッパの音を起てながら、玄関へと走った。



百「おか、えり…」



いつもならここで、太一の胸に飛び込むのだが、私は全身に鳥肌を立て、後退り。

太一のワイシャツに口紅の痕があるとかではない。

しかも今の私には、その方が有難い気がする。



太「ハグは?」



…出来るかぁ゛ー!!!
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