独占★Honey
独占して!!
*美亜side*


部活からの帰り道。


わたしの家の最寄り駅で
めずらしい人を見つけた。





「綾辻、先輩?」


「え・・・・?

あ、美亜ちゃんじゃん!!」



こっちに気づいて手を振りながら駆け寄ってくる。



相変わらず笑顔がさわやかでかっこいい。






でも、まえのようなドキドキは少なくなっていた。


辰くんが好きって確信したからかな?





「どうして、こんなところに?」


「ん?
あー俺、今から大学にレポート書きに行くんだ♪

それで、一回ここで下りて急行に乗り換えようと思ってさ。
俺ん家の最寄り駅、急行止まんないから~。」


「そうなんですか~。」


大学生ってやっぱり大変なんだな。

GW中にまで・・・・。





「美亜ちゃんは?
あ、部活か~。」


「はい。今日は、午前だったんです。」


「お疲れ様。」


「ありがとうございます。」





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