お揃いの絆創膏【短編】
ずっとずっと、思ってました。
そして、探してました。
「あ、大和くん。ここ怪我してる」
「え?」
「これ、絆創膏。あげるよ。あたしとお揃い」
初恋はすべてがすべて、叶うわけじゃないと思う。
俺の恋みたいに、絶対無理だってわかってるのもある。
いくらモテても、いろんな奴にチョコを貰っても好きな人に貰えないと嬉しくない。
そして、それが義理チョコだったとしても、好きな人からの物なら嬉しい。
あの日と同じような笑顔で、俺に絆創膏をくれたゆーやちゃん。
俺の初恋は終わったんだ…。
完
