銀髪の王子と黒髪の王女
王女の涙と決意
王女は驚きました。
「何言ってるんですか?この人が手紙のやり取りをしている人ですよ!」
少女は王女に向かって言いました。
「王女、この方こそ『本物』の王子です。昔、旅の噂で聞いたことがあります。北の森に住む魔法使いが、王子に魔法をかけたと。それ故に、見目麗しかった王子が醜い姿に変えられてしまったと。そして王様は、王子にかけられた魔法を解こうと国中にお触れを出して、“魔法を解いた者にはどんな願いも叶える”と約束したのです。でも、誰ひとり魔法を解いた者はいません」
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