守護まにゅある!
受け取った本はまるで生き物を抱いているかと思わせられるくらいに温かい。

鈴音は本を抱きしめるように持つと小さく笑った。

「生きてるみたい・・・この本」

『当たり前ぞ 我の仲間が中にまだ沢山いるからな』

「・・そのお仲間さんも見てみたい」

『急くでないわ いつでも逢える』

「さて ここに居続けるのは良くない そろそろさよならだ」

焔が店の出口で扉を開けながら言った。

松月を肩に乗せ、ゆっくりと一歩を踏み出す。

これからはもう大丈夫。

また困ったことがあれば店に来ればいい。

ここは本屋碌勠碌。

「またのご来店、お待ちしております」

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