怪奇愛好家。
「天使以外は撮れた?」
「ええ、いつも通りよ。
東海林君のはどうだった?」
そういえば、
彼女に僕の携帯は見せていなかった。
「これだよ」
目の写っている写真を見せた。
「前に菜月ちゃんを撮った時と、
トンネルで会ったのと、同じなんだ」
「……これは、人間っぽくないな……」
啓吾さんが言う。
「そういえば、白目がない?」
……確かに。
まぶたはあるけれど、白目が見えない。
「……なあ、」
亮太郎が口を開いた。