怪奇愛好家。

後編


「次、増え続ける牛乳!」

……牛乳……?


「これは、数年前の……って
 何年も前から言ってるから、
 本当はどれ位前なのかわからないけど、
 とにかく、結構前の話です。

 あるクラスの担任の先生は、
 『牛乳は栄養がたっぷりなのだから
  絶対に残してはいけません!』と、
 いつもいつもそう言っていたのです。

 でも、とある1人の生徒は、
 牛乳を受け付けない体質でした。
 アレルギーというほどの症状は
 出ないけれど腹痛をおこしてしまいます

 担任の先生は、
 『授業中トイレに行ってはいけません』
 とも言っていたので、
 その子にとってはかなり酷い話です。
 他の子にとっても、酷い話です。
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