恋愛遍歴-愛を求めた日々-

希は、茜が書ける様になるまで、家に居てくれると言ってくれた。


今回は素直に甘えることにした。


一人になると、またおかしくなってしまいそうで怖いから…。


体調が良くなるにつれ、茜はこの原因を少しずつ考え始めた。


『拓也に逢って、嬉しさと怖さがあった。
光の事は、どんな事があっても、一生忘れる事はない。
でも、拓也に逢う事で、頭の中で常にあの過去に襲われる…。
それが怖いんだ、私は…』


と原因を考えるものの、だからどうしたらなんて答えは出て来ない…。


でも、この考えが正解なら、自分はこのまま書けずに終わってしまう…。


解決しなければならない…。


自分が生きていくために…。

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