恋愛遍歴-愛を求めた日々-

だが、次の日もその次の日も声を掛けられた    


無視し続けて一週間、茜は二人にこう言った


『迷惑だから、ほっといてくれる。
私には友達なんて必要ないから』


この言葉に希がこう言った。


「必要ないんじゃなくて、必要ないと思おうとしてるんじゃない。
せっかくの高校生活で、友達居ないなんてつまんないよ」


この日をきっかけに、三人は一緒に居る様になった。



それぞれに個性的な三人。



茜は人の事は構わず、わが道を行く。


希は姉御肌で、人の世話ばかり焼いている。


”人はおせっかいと言うが…”



奈美は大人しく、目立たない存在で、人の後ろを付いて行く。


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