狼な執事サマ!!




え?




え?




えー!!!!




コレは何が起こっているんだ。





凄く熱い拍手が俺を迎えた。




「あなたは一番後ろよ。」




案内された席はとても良い場所だった。




しかも隣は。



「どこまで一緒なの…-。」


「美夜…お嬢…サマ?」


「そ!それ、やめてよ。
美夜でいいし。」




いや…。




俺、こう見えても一応執事だし。




さすがの俺でも呼び捨てはムリ。





「じゃぁ…美夜…さん…で。
いいですか?」



「…う、うん。」





少し頬を赤らめて美夜はうなずいた。




歳も同じなのに、敬語とかキツイって正直…想うけど、仕方ないな。




こうして俺の執事生活は幕を開けた。












< 25 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop