狼な執事サマ!!






「何?」




私は振り向いた。





少し真面目な顔のお母さんは言った。



「つらくない?
ずっと自分に嘘ついてるでしょ。
お母さんが気付いてないと思ったの…-。」




な…何が。



「祐也くんがほかの女子と話すとイライラする。
隣にいると落ち着く。
ソレって恋でしょ?
別に反対なんかしないわ。
恋は自由だもの。」




こ…い…?





私は恥ずかしながら恋なんてした事がない。





だから恋という感情を知らなくて。





ただ・・・苦しい。





祐也を見るとぐっと。





心が締め付けられるんだ…-。








< 40 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop