world story
「大丈夫だ…エニーは…生きてる…たとえもうこの世にいなくても…どこかで…」


「…うん……ありがとう…リト」


レーナはリトの顔を見る。


「いつも…リトに助けられてるなぁ…私…」


「いつでも助けるよ…レーナ」


「……ありがとう…私も…リトが困った時に…助けるから…」


「ああ…頼むぞ」


「うん……きゃっ!」


突然レーナの胸元が光り出した。



「大丈夫か?」



「うん…多分アイラの印が…光ったのよ」


「そうか…大丈夫ならいいけど」


「……きっと…タイムアウトが近づいてるのよ…私もうすぐ…」


「バカ言ってんじゃねえよ!!なんで…なんでお前…」


リトはレーナを強く抱きしめる。



「…リト…もう暗いよ…今日は近くの町で停まろうよ」


「レーナ…」


「大丈夫…私…生きてみせるから」


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