(´Д`)





空は蒼い。

おまけに海も蒼い。


私は薄暗い部屋の
カーテンを開けて

彼に光りを見せた。


「まぶしっ」


光りを拒む彼。


「あんたが見てる世界は
全部当たり前じゃないんだよ」



彼は目を凝らして私を見る。
君にはどんなに目を細めても
きっと私を見ることはできない。


「女神様…?」


なんて彼は言い出すので
私はプッと吹き出した。



私は女神様だなんて
そんな清楚なもんじゃない
もっとがさつな幽霊だ。



「助けに来たつもりはない。
ただここであぐらかいて
見守っててやるよ」




それがお助け隊の−

私のやり方だから。



-end-

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