結局、きっと…好き。

なんだ…ナツメくん、元気じゃない。


あんな楽しそうに遊んじゃって…。


あんな可愛い人が隣にいてさ…。


私と大違いじゃん。

私なんて、毎日毎日…携帯開けたり閉めたり。

それからため息ばっかりついて。


朝から晩までナツメくん、ナツメくんって…。


あぁ〜…私ホント、バカ。


あれじゃ連絡くるわけないよ。

もう…とっくの昔にナツメくんの中じゃ私とのことなんて終わってたんだ。


私からの連絡が途絶えたって心配なんかするわけないよ。


むしろ…喜んでたんじゃないの?


…ハハッ!
自分のバカさ加減に笑える。


私…今頃、やっと気づいたよ。


私たち…もう終わってたんだ。


…てゆうか、始まってもなかった。


愛されてなんか…なかったんだ−−−−−…。


< 217 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop