キスしたくなる唇に。

「…あの、で、今日なんか昼食誘ったのって、なんかあるんですか?」


「うん。もちろん」





いつの間にか先輩の笑顔は元に戻っていて、さっきのは錯覚だったんじゃないかと自分をとりあえず疑ってみる。





「君に西野君と素敵な時間をプレゼントしよう」


そう言い放った先輩の顔は黒い中でもさらに黒い笑顔だったわけで、とりあえずあたしは




「何サンタみたいな寝言言ってるんですか」

なんて冷たく返してやった。





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