桜の契約†転生†

五右衛門は平太に走り寄り大きく刀を振りかざした
しかし平太もこれに応戦する。


なぜ親友同士でこのような殺し合いをせねばならないのだろう…


互いに守りたいものを守るため…それは自分よりもずっと大事なものだから


そのために彼らは鬼にでもなるのだ


平太と五右衛門…どちらかが死ぬ


しずくは叫びたかった、止めたかった、目の前で人が死ぬのはもう見たくはなかった


その刹那、五右衛門の刀が平太の胸を突き抜けた…
< 33 / 268 >

この作品をシェア

pagetop