俺が恋したお嬢様



「何かあったんですか?」


「えっ…?ないよ…」


心配そうに助手席から俺の顔を覗いて来る。



その表情が、今の俺には胸に突き刺さる。



「…雪乃、どこか行こうか」


「……はい」


自分の気持ちを誤魔化すように、再び微笑んだ。



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