俺が恋したお嬢様
中学生に溺愛中



その日の夜、勉強をしている俺の所に雪乃ちゃんが来た。



「翔くん」


「どうしたの?」


「悠斗くんとの関係、黙っててごめんなさい…」


悠斗から関係がバレたことを聞いたのか、小さくなる雪乃ちゃん。



「気にしてないよ」


「ごめんなさい…」



「それより雪乃ちゃんの好きな人、教えてほしい」


婚約してるからって、好きな人が違う人を見ているのは嫌だ。


今すぐ気持ちを整理出来なくても、俺のことを見てほしい。



ジーッと見つめる俺から雪乃ちゃんは視線を逸らし、俯いてしまった。



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