【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
あのあとはもう、増田くんは話しかけてこなかった。


廊下ですれ違った時は、私が目をそらすようにしてたから、


向こうが見てたかどうかはわからない。


増田くんも、私がやったって言いふらしてる感じじゃなくて、


……安心した。





次の日……


学校に行き、いつものように席につく。


教科書を入れようとして、


空っぽのはずの机の中に、違和感があるのに気付く。


あれっ?


昨日教科書かノート、持って帰るの忘れたのかな。


え……。


違う。


なにかが……入ってる。



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