【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「すみません……」


恥ずかしさでいっぱいで、消え入りそうな声を出した私とは対照的に、


「すいませんでしたーっ!」


って、大きな声で明るく答える三上さん。


「へへッ、怒られちゃったね!」


怒られたコトなんて、何とも思ってなさそうな三上さんはヘラヘラ笑ってる。


三上さん、スゴイ。


……尊敬。


距離を少し縮めパス練習を続けながら、三上さんとたくさん話をした。


苦手だと思ってた体育で、思わぬ収穫。






友達と、


……学校の


スーパーアイドルの存在。





増田翼くんが、


私の彼氏になるだなんて……


この時は、これっぽっちも


思ってなかった。




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