【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
ケータイでしゃべってきていーかな。


マネージャーが電話してる隙に、楽屋を飛び出した。


廊下に出ると、トイレに行くっつって戻って来てなかった類が、ケータイでしゃべってる。


「誰と話してんの?」


「未来」


「マジかよ!おい、代われって。ナナと代わって!!」


「ちょ……待て。絶対に渡すかよっ」


類はケータイをはなさない。


コイツ……


オレに、彼女が同じ学校だったこと隠してたんだよな。


ナナから聞いて、驚いた。


オレは類には、ナナが星光についてきてくれたことも、色々話してた。


なのに、自分は隠して、オレの話聞いて、ヤキモキしてんのを楽しんでたみたいで。


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