【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
晴弥さんはハンズフリーで会社に連絡していて、オレらにはお構いなし。
……良かった。
それからオレらは手をつないだまま寄り添っていた。
そのうちウトウトしだしたナナがオレにもたれてくる。
「まだかかるし、寝れば?」
「せっかく会えたのに……」
「今、すげー幸せ。もたれて寝ていーよ」
ニッと笑顔を向けると、ナナも嬉しそうに笑った。
「私もね、幸せ。ずっとこうしてたいなぁ」
もたれたまま、ナナは握った手にギュッと力をこめてくる。
オレだって、ずっとこーしてたいよ。
片方の腕をナナの肩にまわし、キュッと引き寄せた。
オレがアイドルなんかじゃなかったら、普段からこうやってられんのにな。
……ごめんな、ナナ。
……良かった。
それからオレらは手をつないだまま寄り添っていた。
そのうちウトウトしだしたナナがオレにもたれてくる。
「まだかかるし、寝れば?」
「せっかく会えたのに……」
「今、すげー幸せ。もたれて寝ていーよ」
ニッと笑顔を向けると、ナナも嬉しそうに笑った。
「私もね、幸せ。ずっとこうしてたいなぁ」
もたれたまま、ナナは握った手にギュッと力をこめてくる。
オレだって、ずっとこーしてたいよ。
片方の腕をナナの肩にまわし、キュッと引き寄せた。
オレがアイドルなんかじゃなかったら、普段からこうやってられんのにな。
……ごめんな、ナナ。