【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「マジで? それって」


「ポケットに入れてたモノが、なくなったって……。

ヒドいよ、知らないのに疑われてるの」


「そうだったんだ。いつも増田くんって犯人突き止めたりしないんだけどな」


「え?」


「話しかけられたいからって盗むコが何人かいて、それからムシなんだよ。

なんで香月さんだけ特別待遇なんだろ」


いや、そんなの特別待遇って言わないし!


しかも、キスされそうにっ!!


コレはきっと、言わない方がイイよね……。


「かなり焦ってたから、大事なモノだったんじゃないかな。

三上さん、どうしよう。増田くん怖いんだよぉ……」


泣きそうになってしがみつくと、三上さんはクスクス笑ってる。


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