【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
オレにできること~翼side~
~翼side~
保健室を出たあと、廊下を歩きながら胸がズキズキ痛んだ。
……泣きそうな顔、してんなよ。
気持ちが揺らぐ。
今すぐにでも戻って、向井ってヤツからナナを引き離したい。
だけど、そんなことしたって、ナナのためにならないってわかってる。
別れを告げたとき、身近な人が彼氏なら……
みたいなこと、言ってたよな。
いつかナナだって彼氏をつくるだろーし、いちいちやいてたら、きりがない。
ま、ナナがあーいうタイプを選ぶとは思わねぇけど。
だから、多少我慢してられたっつーか。
それにしても、アイツ……油断なんねぇな。
オレとタイプは違うけど、ナナに対して強引なところが、ちょっと気になる。
あー、ムシャクシャすんな。
はぁっ……。
向井が言うように、代わってやりてーよ。
芸能界引退してさ、好き放題できんなら、
嫌がられたって、ナナに何度だって告白してやるよ。
けど、今はそんなことできないってわかってる。
保健室を出たあと、廊下を歩きながら胸がズキズキ痛んだ。
……泣きそうな顔、してんなよ。
気持ちが揺らぐ。
今すぐにでも戻って、向井ってヤツからナナを引き離したい。
だけど、そんなことしたって、ナナのためにならないってわかってる。
別れを告げたとき、身近な人が彼氏なら……
みたいなこと、言ってたよな。
いつかナナだって彼氏をつくるだろーし、いちいちやいてたら、きりがない。
ま、ナナがあーいうタイプを選ぶとは思わねぇけど。
だから、多少我慢してられたっつーか。
それにしても、アイツ……油断なんねぇな。
オレとタイプは違うけど、ナナに対して強引なところが、ちょっと気になる。
あー、ムシャクシャすんな。
はぁっ……。
向井が言うように、代わってやりてーよ。
芸能界引退してさ、好き放題できんなら、
嫌がられたって、ナナに何度だって告白してやるよ。
けど、今はそんなことできないってわかってる。