【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「同じ中学かー。うらやまし……」


「翼となら、また仲良くなれるよ……」


「いや、違うし。アイツが、香月さんと同じ中学でいいなって意味。オレなんか、踏み込めなさそ……」


向井くんはニッと笑うと、そこで話を止めた。


……向井くん。


隣の席でクルクルと指でシャーペンを回してる。


それ、翼もたまにやってた。


横目で向井くんを見て、たまに、隣の席が翼だった頃を思い出すんだ。


授業中に居眠りしてたり、シャーペン回して全然授業に集中してなかったり。


静かだなーって思ったら、翼がじーっとこっちを見つめてることもあったっけ。


……何度、隣の席が、翼だったらいいのになって思ったか。


だけど、実際に隣を見たら、


当たり前なんだけど……向井くんなんだよね。


できることなら、中学のときに戻りたいよ。


また、翼と同じ教室で……授業を受けたいな。


< 650 / 707 >

この作品をシェア

pagetop