【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「そうなんだって!アレ、誤解だった。落としてたみたいでさ……見つかった。

マジ疑って悪かった。昨日もそれ謝るつもりで」


だからって追いかけないでほしいよ。コッチはめちゃくちゃ怖かったんだから。


疑いが晴れてスッキリするかと思ったけど、全然信じてくれなかった増田くんに、不信感がつのる。


「……そっか。よかったね。大切なモノっぽかったもんね。

私のは大したモノじゃないから、気にしなくていーよ」


増田くんからシャーペンを取り返し、胸のポケットになおした。



「悪かった。だけどさ……あ、そっか。オレ、しつこいんだっけ?」


増田くんが苦笑いしたタイミングで、昼休み終了のチャイムが鳴った……。




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