甘えん坊GIRL★
Ⅶ◇告白



溢れる気持ちを抑えながら過ごし、直也くんと何の進展もないまま1ヶ月が過ぎた。

ある日の昼休みあたしに残酷な事件が起こった。


「美羽〜、ちょっとトイレ行ってくるから待っててー。」

「はーい。」


昼休み。

夏ちゃんがトイレに行くというので席に座ってお弁当を見つめながら待っていた。

ふと隣の方を見るといつも通り直也くんは悠太くんと楽しそうに話しながらお昼を食べていた。


早く夏ちゃん帰って来ないかな〜と待ちくたびれていると急にひとりの男子の声が響きわたる。


「直也〜!C組の浅野さんからお呼びだしだぞー!」


嫌な予感がした。




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