カラフル
―数日後―

………なんだろう。
最近クラスの裕也があたしのことを見てくるんだよね。

何か言いたいコトでもあるのかな?

そー言えば、最近裕也と結構話してる。

それで、こんなコトがあった。


ある六時間目。

作文を書いていた。
段落ごとに先生に見せに行く。
一番早く裕也が見せに行った。
それで、席に戻る時、裕也は近くの女の子とコソコソ話してから席に戻る。
そんな裕也達を見て何だか胸が痛くなる。
その日に何回もそう思った。
これって好きってことだょね!?

裕也のことが好き!?
次の日は、何だかぼ~としながら外を見ていた。あんなにきれいだったいちょうのきは、もう葉が落ちてしまっていた。
休み時間になると、友達がみんな心配してくれていた。

思い切って話した。
「みお~どうしたの」「…あたし好きな人が出来たみたい」

「ホント!?」
「うん。裕也が好き」言えた。だって約束したもんねぇ。
麻由と玲奈がこんなコトを言った。

「裕也ってきっとみおのこと好きだょ!」

「そー思う!」

「そーかな…」

「絶対大丈夫だよ!
裕也ってみおのこといっつも見てるし!」

「いつ告るの?」

「決めてない」

「じゃあ明日!!」

「ぇッ。あっ明日!?」



「うん!早い方がイイよ~」

まぁそうだけどね。

「じゃあみお!明日
だからねファイト」
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