カラフル

どうしよ―


次の日、あたしは普通学校に行き、教室に入った。友達が数人の男子と話している。

どうしたんだろうなあ~。

あたしはみんなのところまで行った。

「あッッ!み、みお
おはよ―(汗)」

明らかに焦っている。あたしは気にしなかったけど、作戦をたてていたんだと思う。



―放課後―

この日、あたしはいつものメンバーで遊ぶことになっていた。
場所はあたしの家で。
家に帰って、みんなが来るのを待った。


ピンポーン

あっ。来たみたい。
玄関に向かった。

なんだか外がやけに騒がしい。
そして、玄関を開けると、みんなニコニコしていた。
えッ!?なんだろう。あたしはとりあえず、
「上がってイイよ」
と言った。みんな次々入ってきた。

あれ!?男が三人いる。拓斗と、雅樹と……裕也…。
なんで!?一人でそう思っているとみんな二階にいった。

あたしも自分の部屋に行った。
だけど、誰も部屋に入ろうとしない。
あたしは先に入った。すると、
誰かが裕也を押し。
ドアを閉めた。

えッ何??

急いでドアをあけようとするけど開かない!
うしろを振り向くと裕也がベットの上に座って足をおさえてる。
きっとさっき押された時に足をうったんだと思う。

あたしは裕也の座っているところから少し離れた椅子に座った。

「俺ら、はめられたな?」
「うん」
「朝コソコソしてたのはこのことだったんか」
「うん」

あたしはうんとしか言えなかった。

少したつと、裕也があたしの隣に座った。
「ねぇ。俺さぁ、山下のこと好きなんだ。」ゆっくりそう言ってくれた。
……ッッあたし!?
嘘じゃないよね。
「だからさあ、付き合ってくれないかな?」この裕也の言葉がすごくうれしかった。

「えっ。イイの?」
「うん。山下のこと好きだし」
「…あたしも裕也のことが好き」
「マジ!??なんだ両想いだったのか。俺いっつもきずくと山下のこと見てたり、考えてたりなんだ。」

「じゃああたし達今日から付き合えるんだね!!」

「そうだな」

今日は12月3日。記念日だねぇ。

もう暗いから裕也は帰ると言った。あたしは玄関を開けると、紙が置いてあった。


《みおand裕也へ
二人の邪魔しちゃ悪いのでみんな帰ります!もちろんメアド交換したよね~?
してないんだったら今すぐすること!!


by愛美》
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