~ ☆プレーチェ★ ~

月菜side ~契約のお付き合い~



 ホント……、聖ちゃんは想像して以上に
短気なんだから…!

 っていうか、千麻さんが下に降りて行ってからもずっと不機嫌だし~~。


 いくら月菜が使っている力は、危険になるものじゃないよって言っても
 
 なんか信じきってくれてないみたいだし…。


 眉間に皺をギュッと寄せたまま

 疲れた顔をして深い溜め息まで吐いてくるんだもん; 

 
 ベッドに腰を下ろす聖ちゃんにどう声をかけたらいいものか流石に困っちゃって……。

 でも、傍にいたいから離れる気にもなれなくて……。

 しばらく重い沈黙が続いていたんだけど……。


 長い沈黙のとこから、急に聖ちゃんがまた月菜の力の安全を

 真剣な眼差しで訊いてきたから

 ピースして見せながら安心の言葉をできるだけ返したんだ。


 そのつもりだったのに……聖ちゃんは呆れ顔でまた大きく溜め息吐いてきたし…。
 
 結構、傷つくよぉ~…(泣
 
 と、思ってたら!
 

「わっ、わっ、ちょっと~~~!!?」


 い、いきなり大きな手が、月菜の髪に触れるなり掻き回すんだもん!!

 な、なになになに~~~!?!? 

 すぐその手をどかそうとしてたら、今度は


「じゃあ、勝手な行動はするな」


 って言ってきた…。


「はい?」


 また何を言い出す?

 思わず首を傾げれば、


「あんたみたいなヘンなのがうろつけば

確実に騒ぎになる確率の方が高いから

勝手な行動するなって言ってるんだ」


「え?心配してくれるの?」

「するかそんなこと」

「……」

 即答ですか………。

 うっわぁ~!
 どこまでも冷たいお言葉。

 なんか、こういうのって、大っ嫌いだから!!


「ヤだ!」


 キッと睨んでスパッと言い返してやった。


 そしたら…
 ピキッ!

 とかヘンな音(?)が聞こえてきました;


 あ、ヤバイ、と思った時には遅く…、


「なんだと!」


 聖ちゃんが怒りに顔をヒクつかせながら、スッと立ち上がって来た。

 こ、怖い……っ!!


「うっそだよ~(汗」


 慌てて後ろに下がりながら言って、月菜は考えた。

 気持ちはわかるんだよ。

 つまり、聖ちゃんは月菜を傍に置いておく事が嫌なんだ。

 まぁ、普通誰でもいきなり知らない人を傍に置きたがらないのが常識だと、月菜もわかってるけどさ。


 でもねぇー。。。

 だからって、何でも素直に頷くとでも思っていたのかなぁ、聖ちゃんは。


 ハァ~~………

 だって今のは、こっちの行動を縛るようなお願いだしなぁ~。

 こればかりは残念ながら頷けないよ~。


 月菜の行動を縛ったら聖ちゃんの助けにならないって全然分かってないんだもん。

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