白いベンチ
階段を2段くらい降りたところで気が付いた。




お気に入りのベンチには誰か寝転がっている。



(先客かぁ…)



ハァと一息つく。


しょうがないか…
どこで時間潰そうかな…
階段を引き返そうと方向転換するが、ふと思い直す。

酔っ払いかな、早く起きてどっか行けばいいのに…


少し振り返り覗き睨むようにベンチへ目を向けた。








そのとき




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