(禁断)瞳を閉じて。【完】
ーーピンポーン

私は陸兄の友達、島川優ーシマカワユウー君の家の前に付き、インターフォンを鳴らした。

中は静かだ。

居ないと思い、私はエレベーターへと戻る。

ーーガチャ

けど、ドアは開かれた。

振り向くと、寝起きの優君。



「海ちゃんっ!?」



私と目が合った瞬間、優君は目を大きく開いた。

私は「急にごめんね?携帯を貸して欲しい」と頼み、優君に携帯を借りた。

陸兄に電話をし、お迎えを頼んでると、優君は私に、オレンジジュースを出してくれた。



「あ、ありがとう…」



「気にしなくて良いよ。でも、珍しいお客さんでビックリしたけど(笑)」



優君はアイスコーヒーを飲みながら、優しく微笑んでくれた。
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