injury of love

first



「すまなかったな

私に用があるようだか

その前に
そこにいる者たちに
飲ませてやってくれ

それがおわったら
この者が終わるまで

待っていてくれ」



李桜は
いわれたとおりに
した


しばらくして


「いきなり
すまなかった

少し手こずってしまった
私に何か用があるのか?」



「いえ
あなたというよりは

動物たちが
村の畑を荒らすので

その原因を確かめにきたのです」


「やはり
そうだったのか

おかしいと思ったんだ

村の人が
譲ってくれているなんて・・・

すまない

もうしないように言っておく」




< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop