天神学園高等部の奇怪な面々
午前8時。

ソフィアは自宅を出発して、学園へと向かう。

少し歩くと、同じ制服を着た生徒達が学園へと急いでいる。

「お!ソフィアさんだ」

「今日も綺麗ねぇ、ソフィア先輩」

「あれで学力テストでも毎回トップ3に入るってんだから…」

「天は彼女に二物も三物も与えたんだな…」

通学途中でソフィアの姿を見とめた生徒達が、口々に囁く。

その言葉がこそばゆいような、気恥ずかしいような気分になるが、ソフィアは背筋を伸ばし、胸を張り、毅然とした態度で歩く。

この賛辞は自らの努力の結果。

ならば照れる必要などないではないか。

堂々と賛辞を一身に浴びればいい。

驕らず、傲慢にならず、しかし謙遜もせず。

ソフィアは学園への道程を歩いた。

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