君への想い



秋帆さんも私と慎ちゃんといたくないのか瑠衣くんについていってしまった。




『晴歌…』



慎ちゃんが私のことを“晴歌”と呼ぶときは怒っているときか、不安、悲しいとき。




幼なじみだから知っていること。



慎ちゃんは小さいときからそうだったから。



『晴歌…』



慎ちゃんはそのまま私を抱きしめた。
切なそうに、どこか苦しそうに私の名前を呼ぶ…



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