同居の秘密。【完】
男の人の目は本気だった。
本気の目でおじさんを見ている。
そんな男の人に、おじさんは憎らしい笑みを浮かべた。
「それでいいんだ。そうと決まったことだし、お前達には今日から同居をしてもらう」
「えぇ!?」
声を押さえきれず、私は声をあげてしまった。
慌てて口を押さえる。
「ちゃんと部屋は取ってある。心配するな」
いやいやいや。
そんなことを言いたくて大声を上げたわけじゃないんですけど…。