同居の秘密。【完】
え??????
自分の耳を疑うと同時に頭の中にハテナが駆け巡る。
翔君とすぅちゃんが知り合い…?
いや、そんな筈はない。
だって、初めての診断の時すぅちゃん、翔君の容姿を私に聞いてきたもん。
それに、私に一言も知り合いなんて言ってない。
そんな素振りを見せなかったもん…。
私はゆっくりすぅちゃんの方に顔を向けると、汗を拭くのを止め、俯いていた。
「…すぅちゃん?」
私は探るような声ですぅちゃんの名前を呼んだ。