同居の秘密。【完】
「──なら、千春と親友やめるから」
もう、わかんない。
私はすぅちゃんも翔君も大好きなんだよ。
どっちも失いたくない。
それは我が儘なの──?
私は耐えきれずその場から逃げ出してしまった。
玄関のドアが閉まる前に翔君の私の名前を呼ぶ声が聞こえたが、今の私にはそれを聞き入れて立ち止まる事が出来なかった。
一直線に地下へと向かう。
勿論私達の部屋は最上階にあるため、階段で降りると数分時間が掛かる。
息が上がるのも時間の問題だった。