同居の秘密。【完】
現実に戻ったのは、飛行機が日本に上陸したのと同じだった。
俺は、ため息をつき、目を擦る。
…あんな夢、二度と見たくねぇ。……ん?
俺は目を擦った方の手を見た。
指先に付いている微量の水滴。
「…ハハ、ダサ」
絶対になりたくもない夢に涙なんか流して馬鹿じゃねぇの、俺。
気分を落ち着かせるために水をイッキ飲みしていると、波留がドアを開けた。
「翔様、日本に上陸しました。降りる準備を」
「準備は大丈夫だ」