続編☆先生が教えてくれた事
夕希
先生が出て行った後も、何も話せないまま、しばらく二人で呆然としていた。
「私のせいよ…。私がちゃんと産んであげていれば…」
我慢も限界になり、友也の前で号泣してしまった。
「何がいけなかったの?もっと、気をつけてれば良かったの?」
私さえ、ちゃんとしていれば、あの子はこんな事には、ならなかったのかも知れないのに…。
「美月!美月のせいじゃないよ。お前は、ちゃんと産んだじゃないか。立派な母親だよ」
友也はそう言うと、私を抱きしめてくれた。
「ごめんね。友也。友也の赤ちゃんを、元気に産んであげられなかった…」