LOVEらいふ
「……………え?」





「いつも機嫌悪そうだけど、亜矢ちゃんの話するときだけはいつも笑ってたわ。
幸せそうに笑ってた。


…よっぽど、亜矢ちゃんの事好きなのねぇ。



亜矢ちゃん。光輝の事、好きでしょ?」






「…はい。
言葉じゃ表せないぐらい、大好きです。

…光輝、こんなあたしにプロポーズしてくれたんです。
『卒業したら、結婚しよう』
…って、言ってくれたんです。」






「そうだったのね。
光輝、なかなかやるじゃない」






「…………あたしたち、幸せすぎたんですかね?」






……光輝が死んだって訳じゃないのに、ホントに死んじゃったらどうしようとか、そんな事ばっかり考えちゃう。





「亜矢ちゃんがそんな弱気でどうするのよ。
今は、光輝を信じて待っとかなくちゃ。
そうでしょ?
光輝、がんばってるんだから」






そうだよね。
あたしがこんなじゃ、だめだよね。
がんばれ、光輝。
あたし、待ってるから。









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